これは去年も強く感じたことなんですけど、ここ数年、毎年、カブトムシが大量発生してるみたいなんですよね。みたいなんですよね、じゃなくて実際にそこらへんにやたらといるんです。
朝の散歩途中、まず街灯の下に大量のカブトムシが死んでます。
色が土に紛れてわかりにくいかもしれませんが、この画面内に10体以上の死骸があり、何者かに胴体を喰われたのかほぼ頭だけになっています。
なかには生き残っているものもいますが、とにかくいる(いた)数がハンパない。
「やっぱり近年の異常気象が関係してるんかなぁ」
なんて思いながら、
「子供の頃、カブトムシこんなに街灯の下に居なかったけどな」
「残念だなぁ、子供の頃だったら大喜びで取りに来てたのになぁ」
って思ったところで、はっ!と気づきました。
そうだ!
子供がいないからじゃん!
そうです。別に大量発生してないんです。少子化でカブトムシを捕まえる子供たちがいないから、こんなに街灯の下で死んだままになってるんです。
私らが子供のころは、そもそも団塊ジュニア世代で子供の数も多かったというのもあるし、夏休みになれば、山に入ってカブトムシやらクワガタやら捕まえてたんですから、街灯の下に集まる前に捕られてたんです。集まってもすぐ誰かに捕られてたでしょう。
昔は虫の買い取り業者が回って来てたんです。もちろん転売するためです。だもんで子供らは小使い稼ぎに手当たり次第に捕るんですよ。なんぼ捕まえても買い取ってもらえるから。
売れるばっかりに乱獲が進んで、ある意味、私らが子供のころは数が減ってたというのがほんとのところで、今はそれが回復したというだけなのかもしれません。
でも、子供に捕まらなくても何者かに喰われてるんですから、結局生き残る数としては同じことなのかな、と思ったりもします。
まさか少子化の影響がこんなところにも出てくるとはね。