外さず浮かす

マーチの軽補修を行なっているわけですが、補修塗装を進めるにあたり、どこまで手間をかけるかというのはいつも考えるところです。

今回の場合だとサイドスカートを外すかどうかというのがあったんですけど、純正エアロは取り付けがしっかりしている反面、脱着で手間もかかるし取付けクリップ等も破壊が伴ったりと、ある意味、脱着は余計な出費がかさみます。

なので、こういう場合は、ゴムモールだけを浮かすという手を使います。

f:id:hanabusaauto:20200727073010j:image

ガラス枠のモールなどでも使う手で、大きいサイズによってはロープを咬ましたりもするのですが、細かい場合はマスキングテープを「こより」にして使います。マスキングテープもサイズ幅によって太くも細くも出来るので便利です。で、こよりにするポイントなんですけども、粘着ノリの面が表側にくるようにすることです。ベタベタしてる紐を作るイメージ。それによってゴムモールの弾力で押し戻されないようになります。

 

そんなんしながらの補修塗装、ドアとホイールアーチが合わさると塗りにくくなるんですよね。塗装中にドアを開けなくてはなりません。

そこで、2段階のマスキングをします。

f:id:hanabusaauto:20200727074539j:image

色が入るのはドアの一部分、下の方だけですがホイールアーチ側です。ドアをまず塗ってしまってから、マスキングを剥がしてホイールアーチ部を露出させます。

f:id:hanabusaauto:20200727074841j:image

で、ドアを開けて、開口部の内側まで塗るのです。新たにマスキングし直すのではなく内側も最初から貼ってあります。

f:id:hanabusaauto:20200727074941j:image

ちなみに、色は入りませんが周辺にクリヤーは掛かるので、ドアハンドルも浮かせてありました。こちらはマスキングテープの芯を噛ませています。マスキングテープは捨てるところありません。芯になってもいろいろ利用できます。

f:id:hanabusaauto:20200727075702j:image

という感じで補修塗装はこんな細かいテクニックを使ってやってます。