デリカスターワゴンは昨日のうちにすべての作業を完了させる予定でした。
室内掃除して、洗車して、で最後の最後にコーティングで完了、と。これ昨日1日で十分余裕で終わる作業内容なんですが、残念ながら完了させることができませんでした。
理由はこれ。
分かりますかね?ガラス面のウロコ汚れ。
結構酷めのウロコ汚れで、洗車後クロスで拭き取ると、鉄板やミスト付着みたいなザラザラ感はないものの、なんというか、シャラシャラ感があってどうにもこうにも気持ちが悪い。
左側のサイドガラスの2枚が酷いんですよね。
劣化してたルーフは塗装しました。大きなヘコミがあった左ドアは鈑金して塗装しました。ボディ全体は磨いて、キズのところはタッチアップしました。それでボディ全体キレイにはなっているけど、触るとガラスのシャラシャラ感がある。気持ちが悪い。ボディがキレイになっただけに相対的にとても気持ちが悪いことになってしまっている。もともと付いてたウロコだけどボディをキレイにした自分のせいだと思ってしまう。
これは正式に名前が付いてる病気かなんかでしょうか。
この拭き取りのときの気持ち悪さ、実はこれがあるだけでメンテナンスにも影響するんですよね。
クルマを良い状態で保つのは定期的なメンテナンスというのは当然ですが、その最も基本中の基本となるのが洗車です。すべての作業は洗浄から始まりますし、ボディをいい状態で保つのは日々の洗車です。もちろん「乗る」というのも大事。実は洗ってばっかりで乗らないでいるとこれはこれで痛みやすい。洗車後走って風通してあげるのも大事なことなんです。
で、その基本中の基本である洗車は気持ち良くできた方がよい。気持ちよくないとやりたくなくなるからです。
その、気持ちよいの妨げになるのが拭き取りの際のシャラシャラ感。
このウロコは落としておかないとこれだけで仕上がりが残念なことになるし日々のメンテナンスにも影響するから落しに掛かるわけです。
やりだしたのはいいけれど、まあ〜、これがなんとも頑固だこと頑固だこと。落ちない落ちない。
手を出した以上、ムラになってるのも嫌だからなんとかかんとか磨きあげました。
こちらが磨き前。
磨き後。
相当頑固なウロコ汚れだったので、完全には落としきれないというか、強い光源によってはいくらかガラス面に跡がついてしまってるように見えます。でも、磨きムラもないし、触ってツルツルになったのでよしとします。
で、左側がキレイになったら、今度は右側が気になり出してしまって、、
左ほどは酷くはないけど、やはり全体的にウロコ汚れがついてました。
で、右もキレイになったら、ってなって、結局、フロントガラスは取り替えてるので、それ以外のガラス全部を磨くことになりました。
なんやかんやでこれで1日終えてしまうことに。
1日の予定狂わせてもやってしまうこの感じ、絶対なにか病名ついてるやつだ。
とにかく予定外で1日使ってしまったので、なにか形にしていかないとと思うんです。なにかというのは、新たな作業メニューですね。
ウロコ汚れ取りも作業メニューのひとつにしようかと考えたんですが、するほどのことでもないか、納車準備の一環としておくべきか、いや、それではあまりに手間が掛かりすぎるな、とか。
で、結局のところ、ボディのコーティングを頼まれたときに限りガラスにウロコ汚れがあるのが気になったときは、そこも含めての見積りをすればいいかということに考えは落ち着きました。ウロコ汚れ落とした後って、変な話、ウロコ汚れがこびりつきやすい状態になってるんですよ。せっかく苦労して落としたのにね。だから磨き後は撥水コートもしないといけないんですが、塗装をする工場ではガラスの撥水コート使うのは塗装はじきの原因になるから御法度なんですよ。
ただこれ、成分によります。シリコン成分ベースのものは完全アウトなんですがフッ素系なら問題ありません。なので撥水コート剤はフッ素系のものを使います。
詳細はそのうちホームページの方にコーティングのページ作って説明しようと思います。
1日ズレたけど、本日、デリカスターワゴンは完了させます。
そしたら動画編集して明日にはアップしますのでそちらもどうぞご覧ください。