墓場

同種の物がスクラップとして、ひとところに集められていると、〇〇の墓場と呼ばれたりします。それは意図して集められているけど、散歩していると、リアルに生き物の墓場があることに気づきます。ちょっと前の初夏には指の太さほどある発色のいい緑色の毛虫が大量に死んでいる場所がありました。まあ、道路なんで車に引かれてるのがほとんどなんですけどね。これの正体は栗の木につくクリケムシなんですけど、今年は多かったですね。栗の木は農産物として植えてあるのと、節税対策で植えてあるのがあって、土地持ってると地目が畑だと固定資産税が安いので、土地にとりあえず実のなる木を植えて畑にしとくっていうのがあります。それには栗の木ってのが植えたら放っておけて具合がいいんです。でまあ、今年はクリケムシが多くて、そういうちゃんと手入れしてない栗の木は葉っぱが全部食われて丸裸になってましたね。

あとはちょっと前には大量のザリガニが砂利道にバラバラになって死んでるところがあって、なんでだろうと思ってたんですが、あれはおそらくシラサギが食ったあとじゃないかなと思うんですけどね。たしかにすぐとなりの田んぼのところにいっぱいザリガニいるんですよね。

で、最近なんですが、今年カブトムシ多いような気がしますね。だいたい毎朝、街灯の下に死骸が転がってます。朝、あれだけ死んでるんだから、夜中けっこう集まってきてるんじゃないかなと思います。街灯もLED化が進んで、虫も寄り付きにくくはなってるとは思うんですが、まだ、白熱球の街灯も残っているところもあるので逆にそういうところには集中するようになってるからなのか、白熱球の街灯の下はちょっとしたカブトムシの墓場と化しています。

うん、夏だねぇ。