けさは今年初のカブトムシに遭遇。
セミも鳴き始めたし夏だねえ。
さて昨日はですね、先週、ヘッドライトクリヤーコートしたクルマが再入庫となりました。
ヘッドライトの内側に水滴が付いてしまうということです。見ていくために外します。
すでに乾いていて、外して振っても中から水が出てくることはありませんでした。
レンズ、というかシールドですね、シールド内側に水滴がつくということは、どういうことかというと、まず、ユニットのどこかから水が入るのは間違いありません。ですが、入った水がそのままシールド内側に水滴になることは構造上考えにくいです。まず、ユニット内に水が入りますね。それがユニット下の方にまず溜って湿気となります。そして、なんらかの条件で、シールド外側が冷やされることで、ユニット内の湿気が結露して水滴としてつくのではないかと思います。
いずれにしてもどこかから水が入るのは間違いないので、そこを探します。
邪魔な部品を外して、ユニットのみにします。ユニット見る限り割れ等無いので、ユニットとシールドの間のコーキングが怪しいです。このコーキング、経年劣化するのでそこから入る事例はよくあります。
コーキング部分に泡立てた洗剤を付けていきます。
そしてバルブ穴からユニット内にエアーを送ります。
すると、ここ、
シャボンが膨らんでくるところがあります。
コーキングの劣化ですね。これしっかり直そうと思ったら、一旦、殻割りして古いコーキングを取り除き、新たに接着という流れになるのですが、そこまでやると費用も掛かるし、殻割りって古いヘッドライトでやると、中のリフレクターが剥がれ易くなってたりとリスクが高いのであまりオススメしません。
今回は費用を抑えるため、この上からコーキングします。