リカバリ

今日は運動会でもあるのか、散歩中に小学校で花火が上がったから、家では掃除機かけてもイスちょっとガタンってやっただけでもいちいちビクつく我が家のビビリ王むつみが、窒息心配するほど首輪喉にめり込ませてその場から逃げようと取り乱してました。

それにしても昨日の気温はなんだったんでしょう。今日も夏日の予報ですけど、そもそも運動会って秋の残暑が酷くなってきたから春にやるようになったんじゃないでしょうか。

工場でもこうも急に真夏日になられちゃうと感覚の対応が追いつきません。

塗装をするときには、気温によってシンナー、硬化剤を変えます。遅乾タイプから速乾タイプまで、うちではシンナーで4種類、硬化剤で3種類を組み合わせて使っています。

冬は速乾タイプを使い、夏には遅乾タイプを使い、当然その間の季節には標準タイプを使うわけです。これが近年は標準タイプを使う期間が短くなってます。昨日も塗装ブース内は30度超えてたので本来時期的なものでいえば標準タイプなところを、シンナーも揮発の遅い遅乾タイプを使い、硬化剤も硬化の遅いものを使ったんです。そしたら、垂らしちゃいましたよ。失敗ですよ、失敗。吹き付けたときの塗膜のレベリング感覚っていうものが、季節の極端な変わり方に追いつかないんです。

まあでも、失敗慣れはしてますからすぐ手直ししました。現場の仕事ではリカバリー能力というものが重要だと思います。当たり方が違う、車種も違う色も違う、毎回始めて出会う仕事ばかりですから失敗はつきものです。失敗からのリカバリー。

いやでもよく考えたら、壊れたものを直すという修理の仕事自体がリカバリーそのものなんですよね。