続く地味作業

ハチロクは今、このあたりのサビを取っています。

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ボディサイド上部、フロントピラー、センターピラーあたりですね。

昨日の画像のピースはフロントピラーの一部です。

で、こちらは、

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ボディサイド、ウェザーストリップがはまるレール部、そういったものを作っております。

コの字型に折れて、そこから微妙な反りがあります。

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コの字に折れてる部分は0.8ミリで、ウェザーストリップがはまるレールは1.6ミリとなっております。二種類の厚みの鋼板を繋げています。

オリジナルは全部0.8ミリ厚で、レール部分は折り返して倍の厚みにしてるんですけどね。

これを再現するのに同じように折っていったらヨレヨレに変形してしまいますので、1.6ミリ厚を繋げて使っています。

ピースで再現するときには、鉄板が変形する特性がありますから、それをよく理解して作っていく必要があります。

どうやってそれを理解していくかといえば、それはもう手かずの多さによります。いろんな場面でいろんなピースを作っていけば、どう力を加えたらどうなるか、どこを切ったら変形しないかとかがわかってきます。

ここに「生活」が加わると尚、身に付きます。出来るだけ効率よくやらないと、わりに合わない仕事になってしまいますからね。失敗して最初から作り直しというのが一番ダメージありますからよくよく考えながらやることになります。

ですが、失敗は失敗でダメなパターンの学習になるから決して無駄ではないんですけどね。