結晶塗装

旧ホームページの頃は作業メニューとして出していた結晶塗装を、ホームページの再開とともにまた始めるにあたり、久しぶりに工業系塗料を扱う会社に連絡を取りました。

塗装関係の材料は大きく『自動車系』『建築系』『工業系』の3つに分けられます。私たちが普段使っているものはもちろん自動車系の塗料です。建築系は建物全般で、工業系は生産ライン等で使うものです。

工業系は自動車、建築、どちらにも関係してきて、例えば建物に使う資材もすでに塗装されているものがあればそれは工業系の塗料で塗られたものとなります。建物を建ててからとか、数年後の塗り直しとかで使うものが建築系の塗料です。自動車も一緒で、鈑金塗装屋で使っているものは自動車系の塗料ですが、自動車の生産ラインとなるとこれは工業系の塗料ということになります。

結晶塗装で使う材料は、生産ラインで使う『工業系』の塗料です。なので、普段付き合いのある塗料販売店ではなく工業系の材料を扱う会社からの仕入れになります。たぶん結晶塗装というのはバイクも含めた車業界の言い方なのかなと思います。工業系ではチヂミ模様塗装と言っています。

でも、今って、結晶塗装という言い方で缶スプレーも出てるんですよね。うちではあれは使わないですよ。エアゾールの缶スプレーって、塗りが難しいんですよ。普段、スプレーガンで塗装してますから、勝手が違うんです。エアゾール缶スプレー塗料はアンダーコートでは使うことはあったとしても、仕上げの上塗りではまず使うことはないです。微妙な調整効かないので、すんごい難しいですよ。だから普段DIYで缶スプレー塗装している人と缶スプレー勝負!なんてものをやったら負けますよきっと。カーフィルムもそうですね。カー用品店とかホームセンターで売ってるカーフィルムと、プロの施工店で使ってるカーフィルムは根本的にモノが違うでしょ。プロが使うフィルムは絞りが効くんですよ。

結構、DIYで使うモノの方が扱いが難しいっていうの、これ、あるんですよねぇ。