朝の散歩では森の中を通っていくのですが、そこでは必ず虫が寄ってきます。
蚊ではなく、蚊よりも小さい、ゴマ粒よりもさらに小さい虫。なぜかひとの目の前に張り付いて飛び続ける、あの虫です。
あいつらなんで、動いている人の目の前を飛び続けるのか、蚊などとは違い血も吸うわけではないのに、何が目的なのか。
まあ、あいつらの素性はいいとして、本筋は目の前に張り付かれたときの対処法です。
やはり目の前に張り付かれると、ひとはイラつきを感じますから、手で「ぶんっ」と払ったりしますよね。散歩で片方リード、もう一方にウンチ袋を持って手が塞がっているときは、上体を横に「く」の字するようにスウェイさせて避けたりします。
しかしあいつら、しつこいですから、いつまでも繰り返し張り付いてきます。
そのたびに、手で払ったり、スウェイしたりしてると思うわけです。
(あんな、ちんまい奴らに、掛けすぎじゃね?)
そう、
労力をです。
慣れない仕事やると疲れますよね。じゃあ、その仕事を日々やっている人たちはずば抜けた体力の持ち主なのかといえば、そうとも限らないと思うんです。
力の抜きどころを心得ているから、無駄な労力を浪費してないのではないでしょうか。きっと体の使い方の効率化が出来てるんですよね。
それをよくよく考えてみる必要がありそうです。
だから、考えました。あの虫に対して、手で払ったり、上体をくねらしたりっていうのは効率化が出来てないんだと思ったんです。
それで今は、目の前に張り付かれたら、手も上体も動かさず、昔SMAPというグループにいた中居くんが下くちびるを突き出して「ふっ」と息を出して前髪を払っていたあの手法を取り入れることにしました。
それによって効率よく虫を払うことが出来るようになりました。
効率よく虫を払うことが出来るようになりました。
二回言いました。