右側ルーフからピラーにかけて、切り貼り終了です。
切り貼りですから、溶接で繋げている部分があります。表側はビードを削って錆止め入れるのも容易ですが、裏側はどうするかという問題があります。そもそも前の段階で裏側にも錆止め入れられるところを狙って切っています。
とはいえ袋状になってたりするので普通にガンで吹き付けることはできません。そこで筆先を針金にくくりつけて、それで塗ったりしてるんですけども、これもなかなか大変です。筆先を奥へ差し込んでいくんですけども、当然、塗料を含ませてからですから、やりにくいんですよね。出来れば差し込んでから筆先に塗料が出てきて欲しいんですけどね。
そこで、
ちょっとこれを見ていただきたい。
これは以前、動画にもしてます、サビランジャーの曝露テストで使ったものです。これはいまだに外に放置しています。
ここから半分、左側がサビランジャー塗布あり、右側が塗布なしです。
で、ここで注目すべきはサビランジャーの方じゃなくて、サビランジャー塗布なしの方です。
半分のさらに半分、ここの境い目で、左側が浮きサビだけ落として缶スプレー、右側がなにもせずサビの上から缶スプレー。
なにもせずってどういう状態だったかというと、こんな感じ。
この上に缶スプレーで塗って、半年屋外放置しても剥がれてきてないというところに注目したいですね。
浮きサビ落として缶スプレーのところも剥がれてくる感じはないです。サビが残っているところに直接塗布でもここまで持ってるということは、なかなか缶スプレーあなどれないです。爪でカリカリしても剥がれる様子はありません。
半年の曝露でこうならば、風雨にさらされない裏面への塗布なら防錆として十分役割果たすのではないでしょうか。
と、いうことで、
パネルの裏側、溶接して塗装が焼けてますから、地金が出ています。そこに缶スプレーを塗布するのです。
ただ、これそのままでは奥に入っていきません。あくまでも塗装のノズルですから、面積に対して塗りやすいパターンがついてます。
そこで、これの登場です。
パーツクリーナーのノズルです。
これを装着すれば奥行きに塗布できます。
こんな感じに。
防錆ワックスのスプレーには、ロングノズルのものがあるんですけど、塗料のスプレーで使ってしまうと使い捨てになってしまうのでもったいないんですよね。その点、パーツクリーナーのノズルなら、パーツクリーナー使用後のものを使い回せるからエコですよ。
溶接裏側の防錆処理は、今回これでいってみたいと思います。